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スポーツに必要な見る力《3 》

スポーツに必要な視覚機能の3つ目は、瞬間的に多くの物体を認識して情報をつかむことのできる能力である"瞬間視力"です。

野球のI選手は、8桁の数字を0.1秒見せて7桁まで読み取ることができると言われていますが、この"瞬間視能力"というのは記憶力との相関関係が深いとも言われています。

"瞬間視能力"の高い人というのは、初対面の人の顔をすぐに覚えたり、車を運転しながらでも、まわりの風景をすぐに覚えたりしますが、スポーツ選手以外の人でもこの能力を鍛えることによって記憶する際に必要な集中力をアップさせることができたり、記憶力が高まることによって、仕事の効率があがったりするという効用があるのだそうです。

この機能は日頃から簡単なトレーニングを行うように心掛けておくだけでも高まると言われています。

たとえば、新聞や雑誌などをパッと開いて、中に何がかいてあったか、どんな写真が載っていたかなどを思い出したり、歩いていて急に後を振り返ってまたすぐに前を向きます。

そしてどのような風景であったか、人は何人いてどのような建物があったかを思い出します。

スポーツに必要な視覚機能には他にも、明るさの微妙な違いを識別する"コントラスト感度"、距離感や位置の違いを正しく見極める能力である"深視力"、近い距離で行ったり来たりを繰り返すものを目で追うことのできる"焦点・輻輳能力"、目の端に写る物をキャッチすることのできる"周辺視力"、プレー、パフォーマンスを頭の中で思い描くことのできる"視覚化能力"、見る能力を最大限に発揮するための"視覚集中力"などがあります。 スポーツに関係している視覚機能というのは、このようにいろいろあります。

そしてスポーツの基礎というのは何といっても"良い視力"で、最低でも0.7以上は必要だと言われます。

たとえば私たちは片目の視力が落ちていても、両目の時には気付かないこともよくありますが実際の距離感や立体感においては何らかの影響があります。

あるスポーツ研究会のアンケートによると、視力不足でのミスが全体の2割程度を占めているという報告もあります。

そこで、スポーツ選手の場合には特に視力の衰えに気付いて眼科を受診するのではなく、年に1度は定期的に視力検査を行っておく必要があります。

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