"ケミトラレイシス"はその後フラップを全部切り取らずに、一部を残しておいて角膜を切除後に元に戻すと言う現在の"レーシック"の形に近いものとなって、"ALK"と呼ばれる手術法に進化しました。
"ALK"は"RK"では難しかった強度の近視の手術にも効果を表しましたが、一方で合併症のリスクも高かったために一般には普及しませんでした。
また"ALK"と同じ時期に、もうひとつの"RK(放射状角膜切開術)"の流れを汲んだ"PRK(角膜表層切開手術)"という手術方法が開発され、当時開発された"エキシマレーザー"が使われるようになりました。
熱を与えずに形状を加工できるというこのレーザーには、さらにミクロン単位の正確さで切開や切除などの処置を行うことができるというメリットもあるために、現在でも視力矯正手術においては欠くことのできないものの一つとなっています。
そして医師の手によって切開が行われる"RK"よりも、このレーザーを用いた"PRK"の方が精度の高い手術ができるということで、もてはやされるようになりました。
角膜の表面に直接レーザーを照射する"PRK"の手術では、多少の痛みを感じることがあったり視力の回復に時間がかかるために、片目ずつしか手術ができなかったり、さらに視力が落ち着くのに一ヶ月近くかかるという難点もあります。
けれども"レーシック"のようにフラップを作成しないために、プロボクサーとか格闘技の選手などのハードなスポーツを行う人にとっては、衝撃でフラップがずれてしまうという心配もないために適しています。
また、フラップというフタを作るには角膜の厚さが足りなくてできないと思われるような、強度の近視や乱視の患者の場合でも、"PRK"では手術が可能です。
このように"PRK"は"RK"にくらべるとかなり進化はしていますが、削った角膜の再生に時間がかかってしまうことや、術後に痛みがあることからこの方法も次第にもてはやされなくなりました。
レーシックとスポーツは、レーシックについて解説しています。
レーシックをはじめとする視力矯正手術は、今ではプロゴルファー、野球選手、テニスプレーヤー、歌手、タレントなどさまざまな分野の有名人が受けるようになったことで、一般の人たちの間にも広まってきていますが、・・・・
